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アスファルトに冷たい雨が突き刺さった

何も知らなかった僕を雨が突き刺す
僕はイタミに耐えかね
傘を取り出した
縞柄の傘は僕の受けるはずのイタミに耐えていく

バタバタという物音と
跳ね返る水滴が
今度は僕を襲い始めた
しかしそれを防ぐ術はない

再び僕は歩き始めた
風に吹かれて浮きそうな傘を押さえながら
そして
傘を広げたときに感じた
君のニオイを感じながら

君が部屋にいるときの
君が笑っているときの
君が隣にいるときの
僕が君を抱きしめたときの
君が一緒にこの傘をさしてくれたときの
もう戻らない君を

もう僕の隣に君はいない
君は遠くへ行ってしまった
僕はガラスの壁にぶつかって
君を見ることしかできなくなった

傘から漂うニオイは
風と時とともに消えてしまう
僕のなかの君もいつか

雨とともに記憶は消え
君は見えなくなった


忘れたくない
僕は傘を閉じた
雨の中を歩いた
頬を濡らす水滴は
僕か空か

君に借りた傘は
まだ返せていない
僕の中で
サヨウナラを言えないから
どうしたらいいか
分からないから



----------
相方さんに傘借りて、私の傘からはしない匂いがしたので思いつきました。
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文章壊れ気味。

*********


カーテンの半分掛かった窓からは、オレンジ色の夕陽が差し込んでいた。
小さな部屋の中には、僕と君の二人しかいなかった。

「もうこんな時間、か…」

時計を見上げた君がつぶやいた。
何時?と僕が尋ねると、君は素直に時間を教えた。

「洗濯物を取り込まないと」

隣で横たわっていた君が、思いついたようにそう言って起き上がると、フッと風が起こって僕の身体は薄ら寒くなった。
僕と君との非日常は、夕闇が運んだ日常で壊れていく。
壊れるなんて表現はいきすぎる。ほつれる方が正しい……独り言のように、僕は考えた。

「ずっと一緒、だよね?」

僕は、洗濯物をいじくる君に話しかけた。

「うん、そうだよ」

いつもの返事が返ってくる。

「いつまでも?」

「うん」

「そっか」

押し問答のような、「いつもの」会話が終わると、僕は声を出さずにニヤついた。


「でも、だ」

少しの間をおいて、僕は「いつもの」を壊した。今度こそ。

「僕らは永遠に生きていられるわけじゃない。なら僕は、君が瞳を閉じるその瞬間まで一緒に居る」

いつ僕だって死ぬか分からないから。
今日の夜、帰り道に刺し殺されるかもしれない。
明日の朝、階段から落ちてしまうかもしれない。
何ヶ月かあとの朝、僕は目を覚まさないかもしれない。
明日は、もう来ないかもしれないから……
突然襲う虚無感。

「……何言ってるんだよ、今日、どうしちゃったんだよ」

洗濯物をいじる君の手が止まって、僕の元に帰ってきた。
頬をなでる温かい手。何物にも替え難い存在。

「ごめんね、僕も何言ってるか分かんないよ」

僕は緩く笑った。力なく、というと正しいかもしれない。
別に、寂しかったわけじゃない。
今は君がいるから。笑ってくれてる、話を聞いてくれる、君が居る。
それだけで幸せなはずなのに。
何故それ以上を求めるんだろう?

好きだから、愛してるから、言葉でいくら言っても足りなくて、それに勝る「何か」が欲しくて、
人間は強欲だから、それを探してしまう。
君を独り占めしたくなる…

僕の瞳にだけ映ってくれたらいい、僕にだけ笑ってくれたらいい、優しくしてくれたらいい、僕にだけ、僕にだけ、僕にだけ……



「何か不安なのか?」

君は優しく話しかける。抱きしめる。
僕は、その優しさに、良くも悪くも溺れてしまう。


「ううん…」

君が何も喋れないように、僕の唇で君の唇をふさいだ。
右目から、涙を逃がす。
僕は、君を愛しすぎて、狂ってしまったのかな。
君は、何も知らない。僕も、僕を知らない――

********

何か本当にぶっ壊れてしもうたorz
独占欲の一種ですよね、おそらく。
もう、「僕」も「君」も、どっちを男女にしても大丈夫な具合。いっそ同性でも平気そうな。
うぼあ。
この世界には数え切れないほどの朝が巡る。

朝が来ない夜は無い...


僕は朝、眠気眼で携帯を開く。

「新着メール一件」


開けば、君が「おはよう」と声をかけてくる気がする。


繰り返すおはようを
あと何万回繰り返せば
僕たちは自由になれる…?
壊れそうな存在を
僕の手で確かめていいかい…?



寒気で凍える手で、僕はゆっくりと返信を打ち始めた。

宵闇が遠ざかり、また朝が始まる――





*******
詩ですか小説ですかって感じになった。

携帯の右上

メールメニューの右上


594という数字
594君と交わした言葉
594君と過ごした月日


思い出す月日
過ぎ去った月日
これから来る月日

それをヒトは「未来」と呼ぶ…



594
数字がこのまま増えてしまえば
君との思い出は消えてしまう
機械は残酷な上書きと保存を両方やってのける

君との思い出を永遠にするために…
私が生きている間だけでも永遠であるために…




594を保存




594を移すのは時間がかかった
その長い時間くらい
私たちは長い時間を過ごしてきたんだね……


594が移ると、そこは0になった
君との時間は数えなおさない
ただ機械は数え直す

永遠を刻むために
今日もまた白い画面に文字を
今日もまた君の心に私を

刻み込むことにしよう

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