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金曜日の昼のこと。


Tが机に何かが入ったビーカーを置いた。
底には細かくてあざやかな物体が沈んでいた。

私はこれは何か、と聞いた。


「『ケミカルプラント』っていうらしーよ。化学の授業で作ったんだ。」


Tは笑って答えた。
ケミカルプラント』とは、水にガラスを溶かし……あまり細かいことは覚えていないが、とにかく、ガラス質のものをビーカー内で成長させるものらしい。


まあ、ここまでは普通だった。
いかにも普通だった……。




昼食を食べていると、隣で一緒に食べていたTが突然私に何かを尋ねてきた。

「ねぇねぇ、息子と娘どっちがいい?」

何を聞いているんだ、と思いながらも私は「息子」と答えた。
すると

「じゃあこれ息子ね。」


……それを聞いていたのか(笑


さらに彼女はこんなことを聞いてきた。

名前考えてくれない?」


私は戸惑った。
私に名前をつけるセンスなど皆無である。
そこら辺の野良猫が白色なら「シロ」と名前をつけてしまうし(クレヨンしんちゃんの犬の名前並にセンスがない)、茶猫なら「茶太郎」である。

……とんでもない名前になるのは想像に難くない。
しかし私は考えなくてはならない。


さんざん考えた末に出た答えは……




「シカオちゃん」



……もうどうしたらいいのか分からなかった。
Tは壷にはまって大爆笑していた。

そして、
息子の名前は「シカオ」になった。(マジで


その大決定から数十分後。
Tが言った。

「なんかシカオに愛着沸いちゃった。」

私にはそれが分からなかった。
オタクの心が分からないように、化学者の心は分からないものである。
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タグ : 化学 名前 ケミカルプラント

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