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私には、いつからあったのか、何故か霊感がある。
トリックアート美術館で写真撮ったらオーブだらけになったり(それが撮れた後父が慌ててもう一回撮ったらなんともなかった)、何もないところで人の気配を感じたり。

そして、霊感は「伝染る」ものらしい。私はいままでそんなもの信じてなかった。
でも…。

――真夏の夕の恐怖。――
その1。
コンクールも近くなった八月の事。私と、オーボエパートを担当している友達が、「静かなところで合わせたい」と、部室へと向かっていった。
その頃、部室には誰もいない。なぜなら、私の部活では、コンクール時期になると、響きを確認する為に、書道室へと、楽器ごと移動していたからだ(もちろんパーカスも)。
だれもいない部室に明かりをつける。湿気ぽかった。
譜面台を組み立て、譜面を置く。今年のコンクールはミサ曲。大真面目なものだ。
「じゃあ、ここからね。」
二人で練習を始める。一、二回練習したところで友達が言った。
「何かいる…。」
嫌な気配は私も感じていた。どこかから見られるような…。
もともと一つの部屋だったものを二つにしたのがこの部室。隙間はたくさんある。そこから、じっとりと。何かが。
「………。」
二人は、何かに押さえつけられるように楽器を置いた。
何もできなかった。
部室に貼られたモーツァルトの顔が変化したりする。ものの影の色は変わり、濃さまでもが変化する…!何かが近づいてくる…!!
「きゃあああああああ!!!」
私たちは恐怖を感じて逃げ出した。
あそこには、何かがいる、と。楽器を持って、無我夢中で走って書道室に戻った。

その2。
そんなことがあったことも忘れかけていた。これは、その1の数日後のこと。
私は、故障したクラリネットの代わりに使っていたクラリネットを部室に戻しに行こうとしていた。
「私も一緒に行くよ」と、私の先輩もついてきた。
書道室から部室までは、そんなに距離はない。ただ、本館と新館の移動があったから、面倒といったら面倒かもしれない。
部室への階段のところへきて、先輩が、「私、上で待ってる」と、言い始めた。先輩は数日前の部室での出来事を、私から聞いている。だからだったのかもしれない。
じゃあ行ってきます、と私は一人で部室へと降りる。誰もいないと思われた部室には、別のパートの先輩がいた。人がいるから、いま部室には何もいない。私は早く戻ろうと、持ってきたクラリネットを棚に入れた。

「何かがいる」

私は数日前に友達と言った事を思い出してしまった。
今ここにいない奴らは、いまどこに。  いるところが分かった。そう分かるまで、時間はかからなかった。裏だ。裏にいる。
その1で述べたようにこの部室は一つの部屋を二つに区切った地下室。水道管が通り、湿った環境。そして、いまその裏は暗い。 絶対にいる。
行っちゃいけない。でも、私の体は吸い寄せられるように裏へ…。
真っ暗な部室の奥でみたものは…

一体とか、二体とかじゃない。数え切れないほどの奴らが結集していた黒い物体。

重い。逃げなきゃ。とりつかれる…!
私は叫ぶことも忘れて走り、部室の階段を駆け上った。
「どうしたの?」取り乱している私に待っていた先輩が声をかける。
「いたんです…奴らが」
「それ…どのくらい前?」
「ついさっきです。」
「さっき、私もすごくゾクゾクして気持ち悪かったんだ。もしかしたら同じタイミングで…」
「ありえます。霊感が伝染っているなら」
私はこの瞬間、霊感が伝染るということを信じた。すでに、私と先輩の間で起きてしまったのだから…!!

続きあり。
実をいうと、先輩には、私からの霊感の伝染とおもわれる症状がでていました。

その3。
これは合宿中の話です。
暑い体育館で練習中の時のこと。
「どたどたどた」
練習中に、子供が走っているかのような物音が。最初は外で遊んでいる中学生かと思いましたが、聞こえるのは体育館の中からの走る音。気になっていると、休憩中に先輩が、
「子供が走っている音がしたよね」
といい始めたのです。前までそんなもの聞かなかったのに。同じタイミングで、同じ音を。

それからというもの、合宿中、ボールをつく音など、怪奇音を聞きまくる先輩と私。


ひとつ幸いだったのは、私と先輩が同じ部屋ではなかったということ。
最初は同じ部屋でしたが、決めなおされたのです。

もし一緒だったら、もっと恐ろしいものを見ていたかもしれません。
なぜなら
同じ波長を持ち、霊感があると、そういう目に遭いやすいからです。
伝染していたなら
尚更
危険でしょうから。
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