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アスファルトに冷たい雨が突き刺さった

何も知らなかった僕を雨が突き刺す
僕はイタミに耐えかね
傘を取り出した
縞柄の傘は僕の受けるはずのイタミに耐えていく

バタバタという物音と
跳ね返る水滴が
今度は僕を襲い始めた
しかしそれを防ぐ術はない

再び僕は歩き始めた
風に吹かれて浮きそうな傘を押さえながら
そして
傘を広げたときに感じた
君のニオイを感じながら

君が部屋にいるときの
君が笑っているときの
君が隣にいるときの
僕が君を抱きしめたときの
君が一緒にこの傘をさしてくれたときの
もう戻らない君を

もう僕の隣に君はいない
君は遠くへ行ってしまった
僕はガラスの壁にぶつかって
君を見ることしかできなくなった

傘から漂うニオイは
風と時とともに消えてしまう
僕のなかの君もいつか

雨とともに記憶は消え
君は見えなくなった


忘れたくない
僕は傘を閉じた
雨の中を歩いた
頬を濡らす水滴は
僕か空か

君に借りた傘は
まだ返せていない
僕の中で
サヨウナラを言えないから
どうしたらいいか
分からないから



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相方さんに傘借りて、私の傘からはしない匂いがしたので思いつきました。
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