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何もいらないって言ってたけど
やっぱりそれってさぁ 気を抜くとどんどん弱ってちゃうもんだから
一緒にずっとずっといようよ
ねぇ これからむかえにいくよ

スガシカオの「これからむかえにいくよ」は、恋愛における不信感を如実に表した歌だとおもう。
実際、何もいらないなんていうのはものすごい奇麗事で、実際は互いに与え合わなければいつしか信頼であるとかその感情であるとかはもろくも崩れ去ってしまう。
悲しいけれどそれが現実。




一年前の昨日は、私が前の彼氏と別れた日だった。


四年前に告白をメールで済ませて付き合いはじめた。
それこそもう間違いの始まりのような気もするけれど……
当時互いに同い年で高校生だったけれど、一応携帯は持っていたから、メールはしていた。
付き合ってからも、メールをしていたけれど、私がメールを送っても返信はなくなっていった。
日常のたわいもない、部活がああだとか、授業がどうだとかそんなくだらない、まさしく「チラ裏にでも書いとくような」ことを送り続けたから返信がなくなったのだろう、と考えてメールをやめた。

その何ヶ月かあとに、またメールを送ってみた。
珍しく返信がきたので開けてみると、

*テスト期間中だからメールするな

と一文の返信があった。怒らせて、悪いことをしたと思った。
またメールをやめた。
それから、私は彼にメールを送れなくなった。
いつがテストで、いつが忙しくなくて、いつが返信もらったり見てもらうのに苦痛じゃないだろう?
メールを打っては消した。
送っても、返信がある日は無く。

そんなこんなで、メールをしなくなって何ヶ月もたって、そんな状況に慣れた。
メールを送れないから、会わなかった。
いまさら思えばこんな状態に慣れるなんて異常だ。
寂しさを感じながらも、彼には目指す夢があるから、とそれを邪魔しないために隠れた。


久々に会えたときがあったので、メール見てる?と軽く聞いてみると、

*見てる。返せなくてごめんね。

といわれたので、まあいいかとなった。
寂しさをぶつけるのは、相手にとって酷だから、やめようとでも私の頭は思ったのだろう。



そうやって何ヶ月も待った。月が年になった。
高校で部活の折り合いが悪くても、返信の無い途中経過を送信して、結局退部したから「話し聞いてくれてありがとう」と打った。
よくよく考えたら手もつないだことがないので、それは私に何かが欠けているからかと思いダイエットをしてみた。20キロもおちて、自分に吃驚するとともに合える日がいつか来るのがたのしみになった。



待って待って、去年の二月。
彼は「カラオケ行こう」と誘ってきた。
一緒に行って来た。
痩せた姿であったけど、「小さくなった」といわれただけで何も触れられず、
部屋の中でもバッグを私との間に置いてしまったし、
何とか乗っていたフリをしていたけれど、会っているドキドキ感はなし、
帰りは無言。

空っぽな時間を何かで満たしておこうと私はいろいろやったけど、待ちかねたはずの時間も空っぽだった。
何かが欠けていった。


去年七月。
相手から、夜に電話がかかってきた。
たわいもない話の中、許せないことが起きた。

*俺、高校生と合コンやって、回しのみしてんだよ

一瞬、何を言われたかわからなくなって頭が混乱したのち、すぐに怒りがこみ上げてきた。
ずっと私は待っていた。
いつが大丈夫なのか、いつなら嫌じゃないのか。
待っていればいいと思っていた。
でも、待っていたがその間に物事が予期せぬ方向へ進みつつあった。
大げさに言ってしまえば裏切られた気分だった。
でも、怒りをぶつけられずに、「まったく、ぶっ飛ばすぞ」と笑いながら受け流した。
笑いたくないけど笑った。自分をごまかすために笑わずにはいられなかった。



ほんとはゆるせなかったよ



そこで相手が8月24日に予定を空けておくようにと言って来た。
そこまで私は「待つ」ことにした。




何をするやらと楽しみにしていた24日、


何にもなかった。
もう怖くて連絡もとれなかった。また何か電話の二の舞になりたくなかった。
そのまんま、友達と旅行にでかけた。

友達にそれを愚痴っていつつ爆笑していると、なおさらつらくなった。


旅行から帰って8月30日。
雨がしとしと降っていた日だった。
憂鬱だった。

友達に戻ってくれないかな。

ただそれだけメールした。


寂しいけれど、お前が選んだことだから、とメールがかえってきた。
ありがとう、と私も社交辞令のように返すと、


願わくばずっと一緒がいいと思ってた
俺はお前が大好きだった


と返信があった。


もういまさら言っても遅いのに
愛されてたってわからないのに
気持ちが離れる前に言ってくれたらいいのに

ひたすら彼を心の中で責めた。


ぷちんと切れた感情をひきずるわけにもいかず、そのままバイトにでかけて笑っていたけれど。
その手には、そのときの彼氏にあげるはずだった箱根のお土産、蝶のストラップが握られていた。
あげる相手を見失った私は、蝶をかわいがってくれそうな人にそれを託した。
蒸し暑い夏のことだった。
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